今年は次のようなテキスト、書籍を読みました。備忘録的にまとめてみます。
アーキテクチャ関連
「アーキテクト」を目指す身として、「アーキテクチャ」の理解は欠かせないはず!ということで、今年は次の2冊を読みました。
- .NET におけるアプリケーション アーキテクチャ ガイダンス「アーキテクチャ」というものの考え方、パターン、考慮事項などがまとまっている書籍です。「.NETにおける」とありますが、.NET以外でも概念は非常に役立ちますので、お勧めです。
- エンタープライズ アプリケーションアーキテクチャパターン
いわゆるPofEAAです。コードが非ジェネリックな時代のものなので、そのまま使えるわけではありませんが、そのアーキテクチャが必要となる背景や概念を学ぶのに良いです。ただ、よく言われるように訳がキッツイので、かなり頑張って読まないといけません。原著のパターンとの対応は「PofEAA’s Wiki – FrontPage」で確認すると良いです。
パターン・ランゲージ
井庭先生(@takashiiba)のパターンに関する書籍は今年3つ読みました。
- ラーニング・パターン (Learning Patterns)
- プレゼンテーション・パターン (Presentation Patterns)
- コラボレーション・パターン ― 創造的コラボレーションのためのパターン・ランゲージ
中でも「コラボレーション・パターン」がお気に入りです。仕事をチームで進める以上、コラボレーションは避ける事が出来ません。効果的なコラボレーションのやり方を今後模索していきたいと思います。
教育(インストラクション)
今年は新人教育担当者となったこともあり、これまで以上に「教育」というものを考えさせられた1年でした。実際に新人研修期間は、とにかく自分で思う通りにやってみたのですが、本当にこれでよかったのかという思いもあり、「教育」というものをしっかりと学んでみようと思い、こんな書籍を読みました。
教育(インストラクション)に関わる事柄が綺麗にまとまっていて、しかもより進んだ学習への道筋も「参考文献」として提示してくれていて、非常に良かったです。今後はその参考文献を中心に、より理解を深め、実践していきたいと思っています。
その他システム開発系
- データベース・リファクタリング
まだ読んでいる途中ですが、プログラムのリファクタリングと同じように、データベースの「振る舞いを変えずに構造を変える」方法について述べた書籍です。「ピアソン」の本なので、あえなく絶版となってしまっていますが、こんな動きもありますし今後の復活を願ってやみません。 - Pro Git
VCSのGitについて、概念から中身までざっと説明した書籍。しかも無料で読める第一資料です。 - 実践 F# 関数型プログラミング入門
こちらもまだ読んでいる途中です。一からF#を学ぶなら、今のところこの本以外の選択肢は無いんじゃないでしょうか?写経しながらボチボチ進めています。
こうやってまとめてみると、案外読んでいるものですね。来年も技術者として、常にインプットとアウトプットを心がけていくつもりです。